あひる新報201710

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さむくなりましたね。

 すっかり秋ですな……。暑さが苦手な私はホッとしています。
 が、少し前、風邪をひきました。そこから気管支炎になったとか、なりかかっているとか、病院にいって薬をもらい、寝ていました。いやはや。体力がもう老人です……。

漫画公開場所の変更

 風邪とは関係ないのですが、それで寝込んでいたころ、体調とのかねあいもあって(持病の方の体調、ややこしいね)、漫画公開の場所をへらしました。
 これまで漫画掲載サイト、漫画ハック、マンガごっちゃでも公開していましたが、そこでの公開はやめることにしました。アカウントも消しました。ブログ記事でリンクを貼っていたものも、削除したのですが、まだ残っていてリンク切れになっていたら、申し訳ありませぬ。
 今漫画を公開しているところは、当ブログの漫画部、そしてnote、pixivです。漫画onWebさんには、今まで公開してもらっているものはそのまま残しています。忍者サンドボックスにも、公開したものはのこしてあります。新しく公開したものはありません。

お知らせまとめ

 漫画公開リストです。

おいでよ!ホームラン軒

  

☆№004:ゴールデン☆ボール前編は、期間限定公開です。次の公開の時に、それまでのものをひくという形です。

よい子はみちゃダメ!!

グッズ・スタンプ販売

LINEスタンプ

作りました。よろしければトークに使ってみてやってくだされ。自分で使っていて、メッセージで「もっとこんなのあったらなー」って思う事がよくあるので、今第二弾を少しずつ作っています。

グッズ販売

新作はありませんが……。

 

 以上、今回のあひる新報でした。次回、新しい公開・販売情報をもっと載せられたらなー。

あひる新報201706

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こんにちは☆

 あひる新報も本格的に不定期刊となってまいりましたね。お久しぶりです。
 梅雨に入ったと、ニュースでみましたが、梅雨も昔の梅雨とはだいぶ変わったような気がします。気のせいかもだけど……雨が少ないような。

この頃のウマナリ

 ずっと前の事ですが、LINEスタンプを作ろうと思い立ち、ファイルを作ったりしていました。40枚作る事にして、40ページのファイル(ページ管理ファイル)を作っていたのですが、なんやかやと、置き去りになってしまい、いまだ完成せず。
 一度は「もうやめた」と思っていたのですが、この頃また作ることにして、今度は制作が置き去りにならないようにしようと、考えました。40のカットのためのファイルに、とりあえず、どんなものを描くか文字で描いていったのです。その通りのものを描かなくても、気分でもっと面白いものを描きたくなって描いてもOKということで、とりあえず。そうして、毎日ページ管理ファイルを開けて、作業の最初や、休憩の時などに、ちょこちょこっと描けるようにしています。だいぶ埋まってきましたよ☆

 漫画制作の方は、今プロット作業中です。難航、難航&桂南光です(!?)。
 私はずーっと、お話を作るのが苦手で悩んでいました。アイディアは色々出ます。でも、アイディアを筋の通ったストーリーにするのが、とてもとても難しいのです。
 アイディアの時は面白かったのに、筋を通そうとしているうち、まとめようとしているうち、面白くなくなってしまったり、筋を通そうとしているわりに、何を言いたいのかわからなくなったり。本当に難しいです。
 そんなこんなで、とうとう指南書となりそうな本を買ってきました。
 ためになります。
 でも、作業をしてみるとやっぱり前とあんまり変わらないようなのができて、「なんだかなぁ」と思いながら録画した映画なんぞみて「うまいこと作ってあるなぁ」などと思っていると、何か自分のプロットに足りないとか悪いとかそういうところを見つけたりなんかしてやり直す……なんて事を、少し続けています。今までは、「なんだかなぁ」の理由が分からなかったので、それが分かるようになった分、作業も五里霧中ではなくなって、よかったです。
 でも、早く仕上げないとですね。

お知らせまとめ

 ここしばらくの、漫画掲載などのお知らせです。

おいでよ!ホームラン軒

   

マンガハックさん  ) マンガごっちゃさん(作品ページ) マンガonWebさん  

pixiv  ) note  

よい子はみちゃダメ!!

ホームラン軒を掲載してもらっているサイトさんにもあります☆

グッズ通販

 この頃新作を作っていないけれど……

 BOOTHさん、SUZURIさんでは、絵をアップロードすれば一つからでも作れるので、自分だけの何かを作りたい時、オススメです☆

 

誰もいない家

 久々のあひるカフェ。セリフ力の鍛錬……なのかな!?
 今回タイトルメーカーから拾ったお題は「誰もいない一日」です。のっけから「一日」を置き去りにして「誰もいない」って事だけ頭に入れて筋を作ったので、後でびっくりしました(?)。最後にちょっとでも「一日」を入れようかと思って(いい加減すぎるやろ)追加した一文が、思いのほか深みを持たせてくれて、いい加減も時にはマジカルパワーを発揮するなーと思いました(いい加減にしたのに、だから、マジカルなのか)。タイトルメーカーとはなんぞやと思われた方はこちらの記事をみてみてください。 タイトルメーカー - 月刊ウマナリ・よみもの部

 今回、おチビちゃま視点でかきましたので、エッセイじゃないです。

ここから、本文です。

  誰もいない家

 久しぶりに家に帰ると、家の中は静まり返っていた。シンとして、「シン」という音が聞こえるみたい。誰もいない。確かに、誰もいない。分かってるけど、百パーセントとは言えないから、俺は家の中を偵察してまわった。
 生まれた時から住んでいる家だけど、だぁれもいない家は初めてかもしれない。おかーさんもいないなんて。思えば俺、ひとりで留守番したことなかった。家にいる時、おかーさんかおねーちゃんがいつも、一緒にいた。
 おとーさんはたいてい家にいないけど、クソじじいなので、構わない。たいてい家にいない親父というと、仕事人間って思われるかもしれないけど、あのクソじじいは家にいない口実に仕事を使っていたから、仕事人間とは言えないと、俺は思う。
 俺が中学生になって、クソじじいのクソぶりは増大していったので、俺も、あんまり家にいない人になってしまった。
 俺はおかーさんが好きだし、おかーさんも俺が家にいないと寂しいのだと言うけれど、「この家は俺が建てた俺の家だ」とクソじじいが言い張る限り、俺はどうしてもという時以外帰らないことにした。
 今日は、そのどうしてもってことがあったから家に帰った。気まぐれでクソじじいが家にいたらってちょっとドキドキしたけど……いや、いつでも戦闘モードにはいれるようココロが準備していたけど、ちょっと、拍子抜け。
 誰もいなそうな家をうろついてみたけど、本当に誰もいなかった。
 もう一周、家を見回ることにする。
 開けたことのない、階段下の納戸をあける。ここはおかーさんとおねーちゃんしか開け閉めしないんじゃないだろうか。トイレットペーパーとか、ティッシュペーパーとか、洗剤とか、そういうのが兵隊みたいに並んでる。出番待ちの兵隊。兵隊のくせに、ちょっといい匂いがする。蝶番のところにおかーさんが立って、優しそうな顔をして、兵隊を数えている、そんな気配がした。この納戸には小さいおかーさんがいる。
 風呂場へいってみると、ひんやりして、蛇口とかシャワーとかあるくせに、カラッとしていた。冬に風呂場の小さい窓が開いているのを、俺は初めて見た。思えば、俺は家で風呂掃除ってものをしたことがないな。家出同然の俺が世話になってる先輩の家では、しょっちゅう風呂掃除してる。だから、冬にも風呂場の窓が開いているのは風呂掃除の名残だって、知ってる。小さな窓の、窓枠に小さなおかーさんがまた立ってた。湯船の汚れが残ってないかチェックしているのかもしれない。
 家じゅう見回ると、俺の記憶の片隅にひっかかってる色んな事実が、今この家の中にしっかり存在してることが次々判明していった。そして、その場所場所に、小さなおかーさんがいた。
 庭にでると、マンサクの木の前に、ほんものじゃないけどほんものと同じサイズのおかーさんが立ってた。ちくしょう、今日はおかーさんに用事があって帰ったワケじゃないのに、おかーさんが帰ってくるまで待たなきゃって気になってきた。ちょっとでも話をして、それからじゃないと出てゆけない。
 空を睨んでからマンサクの前のおかーさんをもう一度みると、そばにおとーさんが立っていた。もちろん、ほんものじゃない。なんでこういう時にでてくるんだろうクソじじい。いやがらせか?
 俺はおとーさんの気持ちがわからない。おとーさんが何で俺を嫌いなのかわからない。チビだから?後2年もしたらおとーさんの背丈を抜かすかもしれないのに。あんまり、期待もてないけど。
 おとーさんが俺を嫌う理由を一通り想像してみたけど、やっぱり「これか!」と思えるものはなくて、いつも通りあきらめる。でも、マンサクの前でおかーさんの隣に立つおとーさんを見ると、本当はおとーさんは俺を嫌っているワケじゃなくて、別の理由でいつもケンカを売ってくるのかもしれないと、ふと思う。思うけど、その別な理由もわからないから、俺はあきらめる。
 ちゅうがくさんねんせい。
 後何年かしたら、分かるのかもしれない。
 とりあえず、用事を済ませるため、俺は家の中へ戻った。多分一日、家にいる。

あひる新報201702

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こんにちは、ウマナリです。

 あひる新報、今回もテキストだらだらで!

 ラクガキは結構できるようになったんですが、なんとなく、気づいてしまいました。
 二次ラクガキだと、めちゃくちゃ休憩になる。ちゃんとした休憩になる。自分とこのキャラを描くと、よほどギャグより?とかデフォルメ絵とかじゃないとあんまり休憩にならない。
 当たり前といえば当たり前ですよね。漫画の原稿で、死ぬほど描いているんだから、それがもう、「ああ疲れた、休憩しよう」って時にまたわざわざ描くというのは、逆にしんどいのかもしれない。

ここのところの作業で気づいたこと。

 先日から、ネーム作業の内の、下絵を入れる作業をしています。
 プロットをやって、それからそれをページ割り(コマ割り+セリフ入れ)して、その後一気に下絵を入れるというやり方をしているのですが、今、その下絵の作業なのです。
 それで、下絵がラクになったなって、今回妙に感じるのです。
 なんだろう、人体を描くのがラクになったのかな。別段、人体を描く練習をしていないので、ちょっと不思議に思っていました。
 でも、今日ふと気づきました。
 漫画を描いてるからだって。
 ホームラン軒で、続けて二本描いたでしょう。
 1ページに人の入っているコマが平均4コマほど。それで、二本で50ページくらい。なので、200コマほど。1コマに一人ってわけじゃないので、何体って数えると結構な数。あ、さっきの話とリンクする、そりゃ休憩にいつも描いてるキャラ描くのしんどいよね(笑)。
 そんな感じで、二本描いたら200以上人体を、割とまとまった期間に描くわけです。
 そして、漫画なので、キマったポーズばかりでもなく、さらに背景と合わさってたり他のキャラと絡んでたり、そういうのを描き続けるので、これは、かなりの練習になるのかぁと思ったわけです。
 二本描いて、かなりラクになったので、人を描くのに苦しんでいる方がおられれば、漫画を二本描くことをお勧めします。キチンとした絵で描くことをお勧めします。下絵のようなザザっとした描き方だと、線がキマってないので、あんまり練習にならないかもしれません。
 と、あくまで個人的な見解ですが!
 まぁ、とりあえず、描くことがラクになるのはいいことですね。
 後、パース背景の点取りがもっと早くできる様になりたいです。これもたぶん、数こなすと早くなるんだろうから、頑張ります。

お知らせ

1月の間に公開した漫画などを、まとめてお知らせします☆

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おいでよ!ホームラン軒 №002:輝く男
 忍者といいつつ忍術よりもお節介を爆裂させる中三男子小菅と、周りの人々を描くホームタウンドラマ。
 連作短編形式で、毎回主人公が変わります。
№002:輝く男  人気者のモテ男からボッチに転落した佑馬。全て小菅の出現によるものだと恨みを募らせていたが、従姉の子のお泊り子守を、小菅と一緒に引き受けることになる。忍者だといいつつ忍術よりもおせっかいを爆裂させる男小菅、今回も忍法おせっかいは爆裂するのか?

   

№001:ハスキーな春雷はこちらです→ №001:ハスキーな春雷

ラクガキログ

umacomi.hatenablog.com

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これからの予定

 ホームラン軒№003の制作を頑張ります。漫画漫画の日々ですね☆
 №003は、女の子回になる模様。女の子達がわちゃわちゃと。男の子を描くのが好きなので、ストレスたまりそうですが、女の子は女の子でかわいいですね☆ストレスたまりそうだけど(二回言うのか)。
 ま、ラクガキでガス抜きしつつ頑張ります。№004で男の子パワー爆裂してほしいなと、ネタもちょいちょい考えつつ、ネーム、作画とやっていきたいです。

 活動?の中心がブログになりましたが、ブログの方も、つらつらと、楽しんでやっていきたいです。二次ラクガキも楽しんでやりたいです。
 後、ネタ・プロットのやり方を色々試行錯誤しているので、結構やり方変えることも多いのですが、半年くらいですか、Evernoteを使ってやっています。2本分、同じやり方をして、結構これはやりやすいかもしれないと思ったので、また紹介する記事なんかもかこうかなと思ったり思わなかったり、思ったりしてます。

 余談ですが!
 Windows10のフォトビューワが使いにくくて困っていました。
 画像を見る時、下辺のツールバーが邪魔で。そこの部分、絵がみえないじゃないって。
 上のツールバーの消し方は分かったのだけど、下のは分からなくて、別のフォトビューワをダウンロードしました。
 vieasというやつなのですが、ツールバーうざいよというだけの理由で使ってみたわりに、めちゃ使い勝手よくて、もっと早く変えてればよかった!と思いました。

 では、今回はこれにて、あひる新報終わりです☆
 ごきげんよう!またね!(誰やねん)

あひる新報201701

 昨年は、秋以降一度もあひる新報を発行できずじまいで終わってしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。

 さて、あひる新報ですが。
 見て下さるとわかりますが、今回は絵がありません。見切り発行であります。
 といいますのも、絵を描ける時に描いて、文をつけて更新する、という風にしていると、絵を描く時間が本当に、なかなか取れませんので、いつまでたっても発行できずにいるということになってしまうからです。あひる新報の文章は短いし、すぐにかけます。そして結構、休憩にもなります。
 絵のないあひる新報なんて、普段のブログ記事とどう違いがあるのかってことになりますが、私の中には、一応、普段のブログ記事とはちょっと違うという意識があるので、今回はこのまま発行ということにしました。
 絵をのんびり描けるとなると、少しずつ、描きかけのものを進めていって、たまには絵付きのあひる新報を更新することができそうです。

 寒波がやってきましたね。ここ数日、本当に寒いです。
 私は今福井にいますが、北陸だけあって、私のいるとこあたりは大したことないといっても、滋賀南部育ちの私には「結構つもった」感があります。
 雪が降ると、よく人が歩くところは踏み固められ、雪がちょっと解けた水とまざってつるつるに凍りますよね。怖いです。つるっと滑って転びそうです。ようよう、注意して歩かねばいけません。
 転ぶといえば、私は昨年の秋に盛大に転びました。
 その時は、父がマラソン大会に出るということで、応援に行っていました。競技場がゴールですので、父がゴールしてから、手続きや着替えやなにやらしている間、私と家族は競技場の広場で待っていました。その時、転んだのです。
 私は、家族が座っている場所から歩いて少し離れた自動販売機に飲み物を買いに行きました。よく晴れた暑い日で、のどが渇いていたので、家族の誰かも飲むかもと、二本買い、カバンに入れて戻りました。
 二本のいろはすは、私のカバンにはちょっと大きく、はみ出しそうになっていました。
 そして、家族に手を振りながら彼らのいるところを目指して歩いていた時、つまづいたのです。ちょっとした段差でした。老人でもないので、大したことないつまづきではあったのですが、私は肥満体です。ものすごい、回転しました。すぐそばで見ていた弟は、「足が上で頭が下になって完全にナナメになっていた」と言っていました。私にも、地面が見えていました。
 転んだり落下したりする時、なぜか当人には時間がゆるやかに流れますよね。
 その時の私もそうでした。
 「このまま行くと、顔から落ちて、この体重だと、マジで死ぬかもしらん」と思いました。
 その時、はみだしそうだったいろはすの内の一本が、カバンを飛び出して、私の視界に入ってきました。
 地面にいろはす。いろはすの容器はやわらかい。いろはすや!
 それだけの事を考える時間があったとは思えませんが、私は考え、できるだけいろはすに近づこうと顔の角度を変え、鼻からいろはすに着地しました。死ぬほど「ほぼ垂直」になっていなかったらしく、足が地面に落ちたのは鼻でいろはすにダイブした直後でした。
 周りの知らない人たちも「大丈夫ですか?」と心配してくださいましたが、本当に大丈夫だったので笑顔で「大丈夫です大丈夫です」といいつつ、家族のところへ行きました。
 この時私は、人間の脳みそが普段全く実力を発揮してないという事を考えていました。
 命ヤバいと思ったら、脳みそは本気出しますよね。そして、その能力はすごいものがあります。肥満体の、靴下をはく事さえ大変だという人間が、あの一瞬で、着地点を探し、多少の変更を試み、いろはすに着地したのです、鼻から。一番守らねばならないのは、顔の中央だと思ったから鼻からなのです。顔の真ん中は強打したりすると死ぬっていうイメージがあるので、死守したのです。
 あの時の私の脳は、男前でした。……?
 いつも本気でいてくれたらと思いますが、こういう本当にヤバい時に本気を出すために、普段のらりくらりやっているのだと思うと、それは仕方ない事です。大いにのらりくらりやってもらいたいです。つまづいて顔面を自分の体重に押しつぶされて死ぬなんて、人生もったいないですからね。
 でも、漫画を描くことに関しては、もうちょっと、普段の1.2倍増しくらいでお願いしたいところです。

 文章をスッキリまとめる事が苦手な人間らしく、非常に長くなってしまいましたが、今年のあひる新報、とりあえず更新できてよかったです。
 というか……「新報」って?

 たいして新しくもない情報ですが、一応新報なので、ここ数日公開した漫画をのせておきます(無理矢理か)。

umacomi.hatenablog.com

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 オリジナルグッズ、ウサカップ、販売しています。

uchinokononiwa.booth.pm

 

文房具の沼

 今回、タイトルメーカーが叩きだした数々のタイトルっぽいものから選ばれたのは『単語帳ムフフ♪』でした。なかなか無理矢理にでも書けそうなものが出てきません。小説だったら書けそうだけど、随筆にはならない惜しいものがたくさん出るので、次回からは短編小説のようなものも書こうと思いました。私の随筆と、ウチノコの随筆のような感じでしょうか。

 さて、本題ですが。
 私が単語帳とふれあいを持ったのは、中学生の頃、そして、高校生の頃でした。以降は単語帳とは無縁の生活です。
 私は単語帳が大好きでした。今も、見かけるとときめきます。ちゃんと活用してきたかというと、それは非常に怪しいといいますか……はっきり言うと、活用した事はありません。なんといっても、私は勉強が大嫌いだったのです。
 しかし、単語帳は好きでした。単語帳のみならず、文具が大好きでした。とにかく、好きでした。文具ラブです。文具屋さんに入って手ぶらで出てくる事は不可能であるというほどに、文具が好きでした。なので、単語帳を買う事はよくしました。勉強の為に単語帳が必要であるという、大義名分があるわけですから、堂々と買ってしまうのです。使われない単語帳をたくさん持っていました。他に、ルーズリーフノート、大学ノート、400字詰め原稿用紙、レポート用紙、消しゴム。紙製品と、消しゴムが特に好きだったようです。絵を描くようになると、これに鉛筆が加わりました。文具屋を見かけると必ず入り、必ず何かを買うので、消費よりも買ってくる方が断然多く、在庫がかなりダブついていました。そして、ダブついた在庫をみてはときめいていたのです。
 今なら「何をやっとんのや、使わんもんは買いなや」と自分に言えますが、その頃はなかなか自分を客観的に見ることができず、かなり長らく文具の在庫と共に暮らしていました。
 しかし、今はもう大丈夫です。文具の在庫など、あの頃の残党以外には、ありません。
 なぜ文房具の沼から脱出する事ができたのでしょうか。
 それは、私の「かく生活」に、ひとつの、しかし大きな転機があったからです。
 アナログからデジタルへ。
 これが、大きなきっかけだったのです。
 漫画を紙とペンで描いている内は、いろんな画材を扱うので、文具屋さんにあるようなものもたくさん使います。消しゴムや鉛筆、定規とは濃密なおつきあいをします。だから、文房具の沼から脱出する事はできません。かかわっているとダメです。画材を注文する時、トーンだけ注文すればいいところをなぜか消しゴムや鉛筆もついでに注文してしまうし、文具屋さんに行ったら、文具熱がまだ燃えておりますので、何かしら買ってしまいます。
 しかし、デジタルとなると……これは、非常にアッサリと、現実を目の前にさらしてくれます。すべてデジタルで描いているのです。鉛筆も消しゴムも紙製品も使いません。全く使いません。使わないといったら使いません。
 さらに言うと、ずっとデジタルで描いていると、いい塩梅についた角度でもって立っているモニタを見ながら描くわけですから、机の上に置いた紙に絵を描くのは「慣れない作業」に成り下がってしまいます。アナログ作業をしていた頃も、角度がついていた方が見やすいので、画板を使って角度をつけて描いていましたが、本格的に描くワケでもないので、画板をひっぱり出してくることもありません。
 全く文具を消費しないとなると、さすがの私も、買う事はできなくなりました。
 デジタル漫画ライフは、文房具の沼から私をひっぱり出したのです。
 デジタルでの漫画製作でも消耗品は出ますが、そんなに萌えるものでもないので、必要以上に買いためたりはしません。沼からあがってしまえば、なんだかお金がもったいないのです。……最初からお金はもったいなかったはずではありますが。
 とはいえ、やはり文具は文具です。イイです。文具の一番の魅力は、機能的であるという事でしょうか。機能性を高める為に繰り返し改良されたフォルムが、美しかったりカッコよかったりオシャレだったりする。そんなところが本当に好きです。だから、文具にときめきを感じないわけではありません。本屋さんに本を買いに行っても、まず最初に文具コーナーへ向かって一通り文具をながめてから、書架に向かうくらいです。
 でも、漫画描きをやめて文具ショップをはじめるか、鑑賞にとどめてパソコンに向かって漫画を描くかという選択となると……やはり、私は漫画を描く事を選びます。
 沼から出て数年。文房具の沼は、漫画の沼の中州にある小ぶりの沼だったんだなぁと、この頃は懐かしく思い出しています。

タイトルメーカー

 かなり前の事になりますが、「お題イラスト」というものを遊びで描いた事があります。”診断メーカー”なるツールを使って描いていました。
 診断メーカーというのは、データバンクのようなものに言葉を詰め込んでおいて、それをランダムに組み合わせていくつかの言葉のつらなり、文章などなど、そんなものを作り出すものです。ツイッターをしている方はタイムラインでよく見かけるのではないでしょうか。
 絵を描きながら私は思いました。これを自分で作ると楽しそうだなと。楽しそうだな、というより、便利そうだなといった方が正しいかもしれません。
 というのも、私はタイトルを作るのが苦手だったからです。
 漫画を描いていると、1本につき、時には1つのお話の中の1話1話につき、タイトルを考えねばなりません。
 私はそれがとても苦手でした。
 テーマをそのままタイトルにすればよいかというと、そういうものでもなく、なんといいましょうか……難しいです。セリフを考えたり文章そのものを考えたりするときには、表現したいものの前後左右、そして上下に余裕があるものですから、いろいろとこねくりまわすすべがあります。いえ、決して「誤魔化すすべ」ではありません、形を作っていくすべです。タイトルを考えるのはセリフや文章を考えるのとは全く別の作業に、私には思えます。コピーを考えるのと似ているのかもしれませんね。とにかく苦手でした。

 そんなワケで、診断メーカーで、タイトルメーカーを作ってみる事にしました。
 作り始めてしばらくして、作業ツールを診断メーカーからエクセルに変えました。エクセルの方が自由度が高かったからです。こういうツールはエクセルしか知らないくせに、「エクセル最高や!」と、ヤタラエクセルをほめたたえながら作業をしていました。
 そして、私のアホさからくる数々の困難を乗り越え、私のタイトルメーカーは完成します。
 タイトルのタイプをいくつか作ってF9キーを叩くと、それぞれが言葉を入れ替えるという塩梅です。次々とワケの分からないタイトルが作られます。
 今一度実際にF9キーを叩いてみると……

「精神科よあれが守れない花火だ」(翼よあれがパリの灯だ的タイトルみたいな……)
「夏ミカンの奪えない大雪」(存在の耐えられない軽さ的タイトルみたいな……)
「追憶を欠席して」(ライ麦畑でつかまえて的タイトルみたいな……)
「バスケットボールとヒジテツ」(……?)
「保証はしません精神科」(??)
「醤油ウマウマ」(!?)

 こんな塩梅で、他にもまだパターンはありますが、無作為に選ばれた言葉たちが作ったタイトルっぽいものが並びます。
 前述のタイトルたちの中で、私が一番役に立ちそうだなと思ったのは「バスケットボールとヒジテツ」です。それと「保証はしません精神科」「醤油ウマウマ」もなかなかイカしています。
 感覚的にそう思ったのですが、何を基準にイカすか否かが決まってくるのかなと考えてみました。基準は、そのタイトルから連想や妄想がどれだけ暴走するかという事だろうと、私は思います。タイトルメーカーの作り出すイカすタイトルは、私の頭の中にとどまって、アレコレ想像させ続けるホロウポイント弾です。貫通しては意味がないのです。
 そうして、やっとできたタイトルメーカーでタイトルを出しまくり、ぼんやりしている内に、これはネタメーカーとしての方が価値が高いなと思えてきました。ネタを作る事にあまり苦労してこなかった私ですが、この頃少し苦労する事があるので、とてもうれしい事でした。
 なぜ苦労する事がでてきたのかというと、トシとかではなく、4コマ漫画を描くようになったからです。
 4コマ漫画を描くよりはストーリー漫画を描く方が断然好きなのですが、筋トレという意味合いをかねて始めた事なので、苦労してもやめるわけにはいきません。
 4コマは、5本ひとかたまりで更新する事を考えているので(2本と3本の2回更新に分ける事が多いですが)、なんとなく、ストーリー漫画の1話が4コマの5本のような感覚です。ストーリー漫画なら1つのネタを出せばよい所を、5つ考えねばならないワケです。
 タイトルメーカーを作ってよかったと思っています。
 無作為に組み合わされた一見ギャグのようなタイトルが頭に飛び込んでくると、想像ドライブが始まります。ベタ踏み坂もなんのその、ヤバいと思えばまたF9キーを叩くのです。

 さて、4コマが筋トレならあひるカフェの文章を書くのはランニングだという事で、あひるカフェは、毎回ネタマシン……タイトルメーカーを使って次回以降書いていこうかなと思います。せっかくのタイトルメーカーだから、最大限活用していかねば!